出演者対談vol.4

出演者対談vol.4

■自身の踊りのスタイルで心がけていること

坂:自身の踊りのスタイルで心がけていることは何でしょうか。

薬:自身の、踊りのスタイルで・・・(笑)
柴:う〜ん、何でしょう・・・(考)

薬:でも、ほら、一平センパイは元々ストリートじゃないけどノリ系の出身で、ジャズやってて、ジャズも教えてるし一方でコンテもやってるじゃないですか。
それはなんか・・・共通してるのか、それとも別個で考えてるのか。

柴:あ、一緒。

一同:へえ〜!

柴:結構一緒で、やり方とか見せ方みたいなのが違うだけで。
「これだからこれができない」とか「ジャズは踊れるけどストリートはできないんだよね」みたいな感覚はあんまりなくて。なんて言うのかな、体としては一緒だから。使い方も、そのやり口や到達点が違うだけで…。

薬:それってでも、スイッチ変えるんですか?

柴:うん。

町:あ〜。

薬:器用だな。(笑)

町:私も、バレエとコンテンポラリー・・・
根本は全く変えてるつもりないけど、端から見たら「違ってる」って言われます。
でもスイッチは変わってますね。バレエの時と、コンテの時とでは。

柴:なんか、自分がピンとくる人って体使ってて。形だけじゃないっていうか。だから、やっぱり一緒だなーっていうか・・・。やってることは一緒なんじゃないかなっていう部分があるんだよね、多分。

薬:こだわり・・・同じようなことで、私は「いかに日常と結びつけられるか」。
普通の生活の中でびっくりする瞬間とか、ハッて目がいく瞬間とか、人の形できれいだなって思った瞬間とか、そういうところから動きを作ったりとか。
だから、人が面白いって思うこととかって結構子供が見てもお年寄りが見ても一緒だと思ったので、こだわってるというとそこかな。

 


■最近の国内外の面白い振付家、演出家、戯曲作家など

坂:では、最近の国内外の面白い振付家、演出家、戯曲作家などを教えて下さい。

柴:この前の山田うんさんの見たかったんだよ。実は一回も見たことがなくて…。YouTubeとかにあがってて。それが結構面白くて、ちゃんと全部見たいなって思ってた。まあ次回は…。

坂:別にダンスとは限らなくても大丈夫です。

柴:あー。モダンスイマーズっていう劇団があって、そこの蓬莱竜太って人が、作家で演出家。
自分の劇団他に作家として作品提供もしていて、演出もして・・・
人生で何度か、舞台に行って二回見に行くやつ、今年の始めにそのモダンスイマーズの作品見に行った時、久々にそれやりましたね。2回、2度見。(笑)3回見てもよかったなっていうくらい面白かった。

薬:劇作家、芝居とかだったら、イキウメの前川さん。まあこれも慎さんに紹介してもらってからだけど。

あとは・・・個人的には三谷幸喜とかもすごい好きですね。(笑)

一同:あ〜!笑

柴:結構わかりやすいとこいくんですね。(笑)

薬:うん。最近見たダンスの舞台の中で一番良かったのは、シディ・ラルビ・シェルカウイの作品。

柴:面白かった?

薬:なんかね、やっぱり、日本という島国ではありえないようなスケールの…笑

素材自体いいダンサーなんですけど、やってることはそんなにびっくりするようなことでもなく。やっぱ日本の作家さんて、日本なんだなっていうのがちょっとどこかに見られる感じが…。

町:私1個思い出しました。ベルギーに行ったときに、そのベルギーの振付家のジェローム・ベルっていう人がいて、彼は、素人さんというか、ダンサー以外にも身体障害者の方とかを出演させて20年くらいやってる方。
その人の『GARA(ガラ)』っていう作品。20人でダンサーも居るしそうじゃない方。例えば子供もいるし、電動車椅子の人もいて。
その人たちが1人ずつピルエット回ってはける、ピルエット回ってはける、とか。(笑)マイケルのムーンウォークをみんな1人1人やったりとか・・・
それで痛々しかったりとかピルエットできなくて、下手くそで、笑われて、なんかかわいそうだなとか、そういうところもあるけど、でも、最後見たときは全部含めて、「ダンスっていいな」じゃないけど、そのジェローム・ベルさんの演出家の力みたいなのを強く感じて・・・

柴:俺、もう1人いた。ダンスの、作品がっていうわけじゃないけど、アオキ裕キさんっていう人がいて、その「人が面白すぎて・・・なんか、すごいの。笑

えっと、ホームレスの人たちを使って作品を作るなどの活動をしてる方で。
海外にはそういうNPOみたいなのが一般的で、ドラック漬けになった人の更生としてダンスを勧めたりとかっていうのがあるの。裕キさんはそれをやりたくて、ホームレスの人をわざわざ新宿の公園まで行って誘って、本番前に逃げられたりとか。(笑)1回見に行ったけど、それこそ踊れる訳じゃないんだけど、ダンス作品として成立しているというか・・・
プロじゃない人を出演させてダンスっていいなって思わせるっていうのも、ダンスの演出家・振付家の仕事だなって思って。それができる人はすごいなって・・・

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