スペイン滞在記:秋の夜更かし深し不過視

こちらに居るとツイッターやフェイスブックなど頻繁に見てしまう今日この頃。
なんか知らないけど「いかんな」などと思いつつも「ちょっとだけよ」と覗いて見てしまうのであります。
この「覗いてみる」という行為が自分にとってツイッターやフェイスブックの魅力なのではと思う所あり。
誰にも自分と言う人間を知られる事も無く人様の発言を見たり、行いを見るという願望あるのかなとふと
俗っぽい事考えたりするのです。

でも少し考えるとインターネットやツイッターも所詮自分の読みたい文章を自ら選んで読んでいるに過ぎな
いのですね。例えば検索にしたって自分で最初に知りたい項目を打ってガーッと候補が出てくる訳ですが、
そこからまた絞って自分の見たい事を見て行く。
すごく自分本位な見方、調べ方が出来る訳です。
そこに書いてある事が違うなとか思ったら左上の赤いポッチをクリックしたら瞬殺でページを消せる訳です
しね。ツイッターだって自分でフォローする人を決める。
面白い訳ですよ、最初に自分で読みたい人決めているんですから。よく出来ている。
3時間くらいすればコメントが溜まってくる。いい暇つぶしです。気がつけば人のツイート目で追っている
から、自分が暇な奴だと気づかせてくれない訳です。実に優れています。
しかし、不慣れな自分は日本でやるよりも多く覗いた分飽きてしまいました。
時にもっと自分が知らない世界を暴力的に紹介されたいものです。

そこにコンテンポラリーダンスの良さがあるのかもしれません。

僕が初めて見た頃はもう何がなんだか解らなかった。
行く公演、行く公演衝撃でした。
いや、勿論「何だこりゃ」ありましたよ。クエスチョンしか現れない公演も多々あった。でも新鮮だった。
自分の知らない領域っていうやつは解る解らない関係なく興味が出た。勿論、作品に一定の強度は不可欠
ではありますが、知らない事がある事にワクワクする。
なんだか最近そういう感覚味わっていないな〜と思ってしまった訳です。

そんなんもある種の覗きなんです。
自分の知らない領域を覗く。大人の世界なのか子供の世界なのか女子校なのか地下社会なのか知らないけど。
とにかく覗く。
でも、今は何がある程度解っている、期待できる事を覗くんですよね。
youtube面白いけどあれも自分が見たいもの検索して見てるだけに過ぎない。
もっと面白い事がアナログではあったんだなと思う今日この頃でした。

結果思ったのはなんか見に行きたいなぁと。
それがアイドルのライブだろうと、シュールな舞踏だろうと、小難しい講演会だろうとライブに行きたい。
自分の周りばかり進んでおりますが、面白さに付加価値つけるとしたらライブです。間違いない。
便利を除き覗いてみたいものです。

もっと世界は腐ってぐちゃぐちゃで一枚皮をめくると腹の底で手足の無い虫がひしめきあってんぞ。
自分の後ろに誰がピストル持って立っているか振り返ってみな〜けっけっけっけ。とか言われてみたいな。

なんてね。
さ、寝よ。
おやすみなさい。

平原慎太郎

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