秋の話し

コンドルズのツアーで仙台に行った。
その日の早朝に大きな地震があったからか早く現地に入り、その土地の人々の顔を見たい衝動に駆られたが、具体的な顔わ思い浮かべた訳でなく、ざっくりとした衝動であった。

「談ス」の公演の時も暖かい印象の仙台。

今回のコンドルズでの公演の後も凄く熱気の溢れた拍手が巻き起こった。
「強いな。」
大きな拍手の中そう感じた。
強さの中でも暖かみのあるもの。
土地に根が張ってあるから頼れるような。
それでいて生きてるという暖かみに近い印象だ。

神奈川で仮住まいをしている自分は、数年所在がない意識が続いてる。
感情も定まらない場合もあるし、地に根ざしてない。ベースの無い活動は更に心を不安定にする。
OrganWorksは形式的に安定したベースであるが物理的な所在がない。
年内にその辺カタをつけたく様々な方に助言頂いてるが、そこができると更に足場がしっかりする気がする。

感情はフワフワと移ろうものだとして、であればこそ地に根を張ってそこに立てなければ、感情で自分が流されやすくなる不安から感情を抑制することもあるのかなと思った。

「寓」という言葉があるが、表札で名前の下に「寓」のマークは仮住まいの印なのだという、「寓話」なんて効いた単語だななんて思う訳だが。
仮住まいの身でもその土地や自身の活動のベースに対して根を張る必要を感じた。

感情の伝達は感染する。
我々の表現が観客に届き、観客の反応が現れる。
そのやり取りには自分達が表現に根を張る必要がある。

自信とは違うと思うが、根は土の中に下方向にだけ働くことではないのは確かだ。
その根を見極めて活動を充実していきたい。

話脱線連発。恐縮ですが、重要な気づきをありがとうございました。
2016年の仙台公演を忘れません。

平原慎太郎

秋晴れ

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