2013年も様々な場所でいろんな踊りを踊る事ができました。
1月、9月とGreaseという名の公演をやらせて頂き自分の新たな活動の場が一つ増えました。
まだまだ若く未発達な企画ですがそれ故に楽しみであります。
コンテンポラリーダンスという時代と平行に進むジャンルの中にあって一カ所でも自分の現在地を知る場所
を持てるのは幸せな事です。
特にシアターカイにはワガママを沢山聞いてもらいました。大変お世話になりました。
またダンサーとしても平山素子さんの舞台や大きいソロ公演を経験できた事は今年のとても大きい経験です。
コンドルズは相変わらず僕を向かい入れてくれる。
近藤さん、勝山さんそして先輩、同期、スタッフの皆さん。コンドルズを愛しているお客様。
熱い一年でした。
G-Screwは僕の創作の原点であり、実験室の提供や教えの場を与えてくれてその中での気付き。アイディア
の糧が得られている事は幸せです。
また各公演のスタッフ、技術者の皆さんにも相当な無理を頼んでおります。
そして、今スペインに居る訳ですが本当に素晴らしい経験をさせてもらっています。
ダンサーで居る事、作家で居る事の使命感というとかなり大袈裟ですが、やるべき事、そしてやりたい事、
やらなくちゃいけない事を考える日々を与えられています。
そして愛すべき理解者である公演に足を運んでくださる皆様。
といった、具合に人の支えの強く感じる一年でした。
多くの方に感謝を捧げます。
時事的にという具合ではないけれど、こういった仕事というのは起こった事に対するリアクションという
のも一つの表現の場だとして、そういった表現が何を敬うかという日々の考えやプライオリティに起因す
る事が多くあると思っています。
それを自尊心が上回るか、他者を立てるのが上回るかの度合いが作品の方向の舵を取り、他人のリアク
ションも決まると思いました。何を敬うかは作家の色です。歴史、社会情勢、ユーモア、地域。
ですがバランスは重要で、リアクションが飛び交うのが会話やコミュニケーションだとすれば自分が作品
を発表する事でのリアクションが何処かにどのように起こるかが結果の一つでして、14年はそれが何か人
が喜ぶ様なものになるきっかけになればと思いました。
2014年の目標になりそうです。
最後にまだまだ日本で、世界で苦しい状況を強いられている全ての人に対し、僕は無力でできることしか
できませんが、そういった方に通じる様に自分が関わる事に於いて配慮し気配りを持った活動をしていき
たいと考えます。その日々の営みや活動の集合が皆さんに届く日を信じております。
2013年もありがとうございました。皆様にとって2014年も素晴らしい年でありますように。