10月17日、18日とカンパニーのスピンオフ公演無事に終わりました。
今回は自分の新作二本とTSURAのアップロード版の短縮版(ややこしい)に加えて、小松、渡辺の新作を発表。
20代前半の彼女達は創作期間を経ていろいろと考えられ時間になったと思う。
次のビジョンが少しでも浮かべばいいし、賛辞より自身の足りないところを見つけられたら儲けもの。ま、あの二人なら先に進むと思います。
新作「謡」では初のダブルキャスト。柴、薬師寺ペアと町田、青木尚哉ペア。これも思うところ沢山あり勉強になった。作品のアテンドの仕方、リハーサルの進め方など。足りない時間の中でよくやってくれました。
そして、新作「マイマイ」。
これは北海道と広島と神奈川が与えてくれたピース。
と言うのも9月頭の北海道でのトビウキャンプでのセッションで幾つか偶然産まれた踊りのフレーズを、昔神奈川県民ホールで使ったテキストで繋ぎ、広島で作品のテーマを纏めていったという。
北海道では感性が鋭くなり身体がそれを体現するし、神奈川県民ホールでの美術に囲まれた状況が言葉とイメージを与えてくれた。そして広島はその歴史、今の社会の空気をリルに教えてくれた。トライアダンスで出演者達と話せたのも深い思考に繋がった。
と、強烈に場所の力が大きく関わった今作品。というのも今回の作品のテーマは「難民」。もう少し広げると住居を移動する事、移動せざる得ない人。カタツムリの殻からインスパイアを受けそういう名前になりました。
劇場という場所と人の力を借りてまた新しい子供ができました。
本当にありがたいです。
トビウキャンプクルー、拓さん、神奈川県民ホール、播磨さん、中野さん、井上さん、広島アステールプラザ、PES、絢子、よし、なえ、もえ、ゆうか、ゆうき、姫麗、さち、島村さん、誠さん、そして神明さん。
この作品の創作時間を共有出来て感謝です。
現段階の到達点。
皆さん背負って舞台に立ちたい。この作品は1月です。
そしてOrganWorksはスペインツアーへ、まだまだ先は長いですがこれも我々の今の到達点です。これをクリアーして来年へ。その為にまたTSURAのクルーと再会です。
良い秋の時間。皆さんも実りの秋が有ります様に。
平原慎太郎