スペイン滞在記:6月の美術館

レイナソフィア美術館という美術館に行ってきた。
過去3回程行ってるし、先々月はそこでロープで吊るされるパフォーマンスもした。
馴染みのある場所の一つ、レイナソフィア美術館。

でも今回が一番そこが楽しかった。
理由はいくつか考えられる。
時間が限られていてサクサク進んだ事もあるかなと考える。
じっくり見ようとすると心が構えるのかもしれない。何かおもろいものあるかな〜くらいで身構えず
見て、時折ふっと視界に飛び込んでくるものに始めて興味の眼差しを向けるのも悪くないなとも思った。

展示も良かったのかも。

遊具や子供が遊ぶ場所のデザイン展の様な企画をしていたのだがそこでは子供の遊ぶ声が流れていた。
その中、様々な遊具のデザインを見ていると、子供の気持ちに立ち返ろうとしながらデザインしたで
あろうその姿がイメージで浮かび上がって来た。
戻らない時間に憧れるその感覚は大人に憧れる子供にも重なり、好奇心と遊びがちょうど良くブレンド
されているようなそんな人間達の作品の集まりは楽しかった。
歩いていて良いな〜と足を止めたのがイサム・ノグチさんのデザインだったのも嬉しかった。
あのガラスのピラミッドに行きたくなった。

そして一番美術館で心が動かされたのが、学校(こちらの学校は3歳から入れる)の授業の一巻で4、5歳
の子供達が美術館に来ていたのだ。
先生に言われ彫刻を見たり、絵を見たりして先生が質問すると手を挙げ自分なりの主張を披露していた。
これはすごく新鮮だった。
自分の意見を持つ事を小さい内に習慣づけられている。皆何かを見て何かを言う事を楽しそうにしていた。

僕は美術館が好きで良く行く。

おかげさまでいろいろな美術館に行ったし、いろいろな展示物を見た。

しかし、多くの場所は一回きりで解った様な気になっていた。
特にその事の気付きは大きい。
場所は時間と密接に絡み付き同じ場所でも違う感動や好奇心を与えてくれるのを気づかせてくれた。
今回のいつものその場所はいつもと全然違ったのだった。あー素晴らしい。

今残りの時間を愛おしく過ごしている。
9ヶ月に渡り話し、踊ったカルメンも毎日新鮮な目で見ようとしている。
それがこの研修のあるべき姿だという事も少し解ったような気がする。
滞在は長く短い。慣れやすくも新鮮な毎日を帰国日を数えながら過ごすか、スペインに滞在した日を
数えながら過ごすかでは意味が違う。

今本当に充実した日々を過ごしています。

残り数日、まだまだ知れる事は沢山ありそうです。

平原慎太郎

レイナソフィアでのロープのパフォーマンス

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